Yuko’s Nordic Experience

見直されるログ 

世界最大のログ学校とカルサマキ教会

 

 

世界最大ログの学校がフィンランドの小さな町、プダスヤルビPudasjärviに建設されたと聞き行ってきました。

ヘルシンキからオウルまで飛行機で1時間、そのあと車で1時間半ほどです。行く道はとてもきれいな雪景色でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年8月に開校した世界最大のログの学校です。6歳から18歳までの700人が通う小学校から高校まであり、延床面積は約10,000㎡あります。12月までに世界中からすでに5000人以上の見学者が来たそうです。
学校で働くスタッフは100 人以上。町の人口が約9000人なので、約1割が学校に通っていることになります。

 

 

 

 

 

 

ちなみにこのジョイントをフィンランド語でlohenpyrstö ロヘンピュルスト(サーモンの尾) といいます。

 

 

 

Town of Pudasjärvi /Juha Nyman in them

 

 

 

 

実はプダスヤルビでは約2年前、これから新築する公共建築はログとすると決定しました。もしログが適していない理由がある場合はログ以外の木造、それでも対応できない場合のみ他の材料が採用されます。なかなか思い切った判断です。

 

 

なぜログを採用したかというと大きな2つの理由があります。1つは30-50年前に他の材料で建設された公共建築で、室内空気の問題が発生していました。改修に高額の費用をかけても改善できないというのです。もう一つの理由は、この町には世界でも最大規模のログハウスの工場があります。
断熱材をさらに追加することなく暖かく、見た目にも美しく、ログだけでできた建物は健康に良いと好評です。この2013年完成の幼稚園もログでできています。高齢者施設もログで建設中です。

 

 

Town of Pudasjärvi /Juha Nyman in them

 

 

 

次にカルサマキ教会。こちらもぜひ一度行ってみたいと思っていた場所でした。カルサマキもオウルから車で南に1時間半ほどです。

 

 

 

 

18世紀の伝統的な方法で新しい教会を建てたプロジェクトです。2004年完成、設計はアンッシ ラッシラAnssi Lassilaで、縦横高さそれぞれ10Mです。

 

 

 

 

 

 

電気も暖房はありません。薄暗く、氷点下の気候では凍えますが、昔はこれが当然だったことを再認識します。釘を手作りし、テキスタイルも植物を植えることから初めています。ログは沈むことを計算されています。

 

 

 

 

 

屋根も壁もタール塗の板張り、釘が見えているので簡単に取り換えられます。

 

 

 

フィンランドの伝統的工法のログが改めて見直されていることを実感しました

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